日立、スマホアプリ「社会参加のすゝめ」を2022年春にリリース

2022-02-21 16:30:34

社会参加状態と要介護認定との関係に着目

株式会社日立製作所(以下、日立)は、2月15日、一般社団法人日本老年学的評価研究機構(以下、JAGES機構)との共同研究のもと、シニアの「社会参加」を促し介護予防を支援する新事業を立ち上げることを発表しました。

2020年、日立は事業化に先立ち、社会参加行動の測定と行動変容に関する実証実験を、スマートフォンを持つ約90名のシニアを対象として実施。

テスト用アプリをインストールしてもらい4か月間データを計測しつつ社会参加を促す情報提供を行った結果、一定の割合で社会参加行動が活発化したことがわかりました。

新事業では、シニアの社会参加を促進するスマートフォンアプリ「社会参加のすゝめ」を2022年4月末にリリースし一般向けに無償公開。

シニアの外出・行動状況をスマートフォンの位置情報や歩数などのデータを用いて測定・見える化し、そのデータに基づいた健康アドバイスのほか、JAGES機構の先行研究に基づく論文を一般のシニアにもわかりやすい内容に要約したコラムの配信などを行います。

 

 

介護予防への新しい取り組みをスタート

今後日立は、「社会参加のすゝめ」を中心として幅広い業界の企業や団体と連携。

シニアの積極的な外出を推奨するイベントの開催や、自治体の介護予防施策の効果を社会参加の側面から測定するなど、さまざまな業界とのコラボレーションを図ることで、シニア一人ひとりがその人に合った社会参加の方法を見つけられるようなサービスの開発を目指す考えです。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

株式会社日立製作所 プレスリリース

https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2022/02/0215.html