介護現場の負担を軽減!タカノ、移乗ボード「のせかえくんスライド」新発売
2022-06-24 16:16:00
2022-06-24 16:30:07
花王株式会社パーソナルヘルスケア研究所(以下、花王)は、6月21日、「認知機能低下」「1日の中での日常歩行速度の変化」との間に関係性があること、ならびに「加齢歩数」という指標を加えることで加齢に伴う歩行安定性の変化をより詳細に把握できることが判明したことを発表しました。
まず、花王では国立長寿医療研究センターの島田裕之先生の指導と協力のもと日常歩行速度の計測を行うべく、運動機能の疾患がなく要介護状態ではない平均70歳の高齢者1,567名を対象に、歩行専用高感度活動量計を1日10時間以上かつ7日間以上使用してもらいました。
また、被験者の認知機能を認知症のスクリーニング検査にて健常グループと認知機能低下グループを抽出し日常歩行速度を比較した結果、認知機能低下グループでは12時以降の日常歩行速度が有意に低下することがわかりました。
次に、29~82歳の健常女性169名を対象に、歩行専用高感度活動量計を1日10時間以上使用してもらい、収集した歩行データの中から年代による差を比較しました。
その結果、加齢歩数は全年代の健常者の日常歩行で出現し年齢と共に増加すること、また歩数割合としてみてみると年齢と共に低下する傾向がより顕著に現ることがわかりました。
花王は今後、これらの研究成果を踏まえ、歩行支援によるフレイル予防などを通して健康寿命延伸へと貢献するとともに「歩く」という視点からQOLの向上をサポートしていく考えです。
(画像はプレスリリースより)
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花王株式会社 プレスリリース