MCS版自立支援ケア、認知症の周辺症状改善率約85%

2022-06-13 12:54:33

介護職員と看護・リハビリ専門職のチームでケアを実施

株式会社学研ホールディングスのグループ会社であるメディカル・ケア・サービス株式会社は、「MCS版自立支援ケア」導入済みの294事業所の全利用者を対象として2019年1月より2022年4月末までケアの提供・効果検証を行い、236事業所の利用者3,771名のデータを集計した結果を発表しました。

「MCS版自立支援ケア」は一人ひとりの身体機能や栄養状態、認知症の症状に関する約250項目の調査・評価・分析を実施した後、その人あった「適正水分量の摂取」「タンパク質を中心とした栄養改善」「運動プログラムの実施」「処方薬の適正化」を6か月間実践するものです。

 

 

調査結果の概要

調査の結果、認知症の周辺症状状態改善率は約85%で、利用者の全身状態や問題行動(BPSD)に大幅な改善がみられ、問題行動と身体機能のいずれかに改善がみられました。

また、702名を対象に導入前と導入後の各8か月間を比較したところ、入院日数が63.3%減少したことがわかりました。

さらに、616名を対象に導入期間6か月間の1日あたりの減薬数は804錠でした。

 

 

ケアの内容と成果を可視化

「MCS版自立支援ケア」の特徴は、精神面ではなく身体的不調による認知症状に着目し科学的根拠に基づいた手法を用いて客観的な効果検証を行うことです。

また、短期間の研修を受けることで介護未経験の職員でもすぐに実践できることがメリットで、愛の家グループホーム281、愛の家小規模多機能型居宅介護12、愛の家デイサービス1の合計294事業所で導入されています。

(画像はプレスリリースより)

 

【インフォメーション】

メディカル・ケア・サービス株式会社 プレスリリース

https://www.mcsg.co.jp/