

富山県、実証実験「センサーデータを活用した介護DX」を実施
2022-01-31 15:52:00
2022-01-31 15:54:51
一般財団法人日本老人福祉財団では、同財団が運営する有料老人ホーム「ゆうゆうの里」入居者を対象に「コロナフレイル」対策を強化していくと2022年1月27日に発表しました。
長期化するコロナ自粛の影響で、心身の機能が低下する「フレイル」へのリスクが懸念されています。特に注意が必要なのは、自粛生活後に活動を再開するときで、「思わぬ転倒」などを引き起こすことが考えられます。
同老人ホームは全国に7カ所、入居者は現在2,500人です。同財団の調査によると、過去3年間で入居者の骨折を伴う転倒事故は73件、そのうちの43%が1年以内に要支援・要介護の状態となっています。
転倒の場所はリビングが33.3%、ベッドまわりが30.0%、ベランダが16.7%、玄関が13.3%で、転倒事故の約6割が居室内となっており、慣れた場所だからこそ発生しやすいことが分かりました。
その結果から昨年9月より「コロナフレイル予防強化月間」を設け、フレイルのリスクを低減するための活動を定期的に行っています。
具体的には、入居者向けの特別講演「コロナフレイルにご用心」のオンライン実施、小冊子の配布、フレイル予防体操の実施、フレイル予防の食事メニューの提供、そして転倒事故の注意喚起を促すポスターを制作し、施設内に掲示し啓発活動を行っています。
同財団では今後も、高齢者の「夢と希望にチャレンジする自分らしい暮らし方」を実現できる高齢者福祉モデルを展開するとしています。
(画像はプレスリリースより)
【インフォメーション】
般財団法人日本老人福祉財団のプレスリリース(PRTIMES)